2018年11月26日(月)は水沢のプリンセスカップ
アーモンドアイの素晴らしさたるや。まだ3歳の、しかも牝馬が芝2400m世界レコードを樹立(なお、これまでの世界レコードは、1999年にアルゼンチンのアシデロが記録した2分21秒98でした)。
このことは当然素晴らしい。しばらく破られる記録ではないことは間違いないと思います。ただ、僕にとってもっと素晴らしいと思えたことが、川田騎手とキセキ。
正直、直線に向いたときにはアーモンドアイは仕方ないとして、スワーヴリチャードには絶好の展開になったと喜んでました。もしかしたら本当に勝ち切るかもしれないな、と。しかしそんなことは全くなく、むしろスワーヴはハイペースにやられて離される一方。そんな中、キセキは最後にはとうとうアーモンドアイに差されましたが、逃げて世界レコードの2着と立派な成績。
この世界レコードを作った川田騎手とキセキのコンビには拍手万雷です。折り合い重視ばっかりで、力と力がぶつかり合うレースにはならない、昨今よくある「見ごたえのない」競馬と真逆のことをやり遂げた騎手と馬は本当に素晴らしい。あとは各馬に大きなダメージの残らないことを祈ります。
今年のジャパンカップは世界に見せびらかしたい、そんなレースだったと個人的には思っています。
あと、おまけの話。今回のジャパンカップ、芝2200mの世界レコードも更新するラップでした。今回のジャパンカップは2分08秒6、世界レコードは2年前、中京競馬場で記録されたグリュイエールの2分09秒9です。
さて、ここで問題です。世界レコードを芝・ダート問わず日本馬で記録を保持しているのは、アーモンドアイを入れて全部で何頭いるでしょうか?3択です。
①8頭
②9頭
③10頭
シンキングタイムスタート!(お時間ある方は、何頭いて、それぞれ何という馬が記録を保持しているかまで思い出してみると面白いかもしれません。もしかしたら、プリンさんなら的中させられるかも…?)
水沢10R プリンセスカップ(M2)
⑤エリアントを狙ってみます。スピード不足で後方ママの可能性はありますし、輸送も、水沢の馬場も心配はありますが、ここ2走の1600mよりは今回の1400mの方が合うと思いますし、しぶとい馬ですから、他馬がバテてもそのまま残って馬券内というのはありそうに思います。複勝。
では、正解です。
芝2400mはアーモンドアイでしょ?そして、芝2200mはグリュイエールでしょ?他も全部合わせると…。
正解は①の8頭でした!
日本馬が保持しているレコードは条件別に以下の通り。
芝1600m レオアクティブ 1分30秒7(平成24年9月9日・中山・京成杯オータムハンデ)
芝2200m グリュイエール 2分09秒9(平成28年3月27日・中京・名古屋城S)
芝2400m アーモンドアイ 2分20秒6(平成30年11月25日・東京・ジャパンカップ)
芝2500m ゼンノロブロイ 2分29秒5(平成16年12月26日・中山・有馬記念)
芝3000m トーホウジャッカル 3分01秒0(平成26年10月26日・京都・菊花賞)
芝3200m キタサンブラック 3分12秒5(平成29年4月30日・京都・天皇賞(春))
ダ2100m クロフネ 2分05秒9(平成13年11月24日・東京・ジャパンカップダート)
ダ2300m ハギノハイグレイド 2分22秒3(平成14年5月19日・中京・東海S)
以上です。
展開や馬場など色んな条件がかみ合わないと世界レコードはなかなか出ませんが、それでもやっぱり競馬はスピードも一つの魅力です。今後も熱い戦いの中で生まれるレコードタイムには素直に「おぉっ!」と驚き楽しみたいものです。ほなまた。
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