菊花賞出走馬調教診断
調教はS、A、B+、B、B-、C、Dの7段階
今回は、S、A評価共に無し(めちゃくちゃ迷いましたけどね)としました。
一応、まとめの前に、
ブラストワンピースはAと迷ってのB+、
アイトーンはB+と迷ってのBとしています。
では、まとめはこちら。
各馬の評価は、馬番順に以下の通り。
アイトーン【B】
10/11 栗東CW良(国分恭J) 80.5 64.9 50.5 37.2 11.8【8】単・直強め追
10/17 栗東CW良(国分恭J) 84.1 68.0 53.0 39.1 12.3【8】単・馬なり
調教は良し。ちょっとドタバタとした走り方ですが、手前はスッと変えられているし、長目から追って末までしっかり手脚を伸ばして走れています。ただ馬体は中距離までの体型かと。ドスローになって、逃げられれば展開的に残り目あっても驚けませんが。若干、他馬との比較では良い調教と言い切れない感もあるものの、一週前だけならB+評価でもいいくらいにはやれてます。馬体込みのB評価です。
グレイル【B+】
10月11日 栗東CW良(小崎綾J) 83.3 67.7 52.2 38.1 11.9【7】併・稍強め
10月11日 栗東CW良(岩田J) 85.0 68.0 52.2 37.4 11.7【6】単・G前強め
体型的には長距離は大丈夫と思います。また、反応よく迫力のある走り。それでも実力発揮にはもう少し成長を待たねばならないタイプだとは思いますが。前走の3着はフロックではなく、左回りが向いてないタイプではないかと思うのと、京都コースがベスト条件と思えるだけに怖い馬です。
ブラストワンピース【B+】
3月21日 美浦南W良 52.3 37.2 12.6 【5】併・直仕掛け
10月11日 美浦南W稍(池添J) 81.5 66.9 51.3 36.8 12.4 【5】併・直仕掛け
10月17日 美浦南W稍(助手) 67.3 51.0 36.9 12.5 【5】併・直仕掛け
エポカドーロほどではないにしろ、長距離が合っているとはいえない体型。しかし、池添騎手は距離大丈夫と言っていますので、騎手の言葉を信じるならA評価でもいいくらい。調教を見ていると、特に左手前に変えてからの加速の速さは素晴らしく、メンバー中ナンバーワンといってもいいでしょう。でも、それがまた、長距離馬らしくないといえばらしくないので、勝つか惨敗かではないでしょうか。もし負けても、距離短縮ですぐ巻き返せる馬でしょうから見切らず追いかけることをお勧めします。
ジェネラーレウーノ【B-】
10月11日 美浦南W稍(助手) 82.3 66.8 52.0 38.4 12.6【6】併・一杯
10月17日 栗東CW良(助手) 50.9 37.0 11.7【7】単・G前仕掛け
直線で手前を左→右と変える。京都の長い直線が合っていないタイプではないでしょうか。右回りに関しては問題ないですが。状態は少し上がっているように思います。
エポカドーロ【B】
10月11日 栗東CW良(岡田祥J) 85.8 69.5 55.2 40.6 11.9【7】併・直強め
10月17日 栗東CW良(岡田祥J) 69.6 52.8 38.0 11.7【7】併・直強め
上昇度には乏しいですが、高いレベルで状態維持と思います。前走のような出遅れ無ければ力は発揮できそうです。体型が中距離向きなので距離がどうか。僕はもたないと思っていますので、調教評価とは裏腹に馬券外にしようと思っています。馬体込みの調教診断だとB-~C評価です。
メイショウテッコン【B】
10月11日 栗東CW良(松山J) 81.9 66.4 51.5 38.2 12.0 【7】併・余力
10月18日 栗東CW良(助手) 51.9 38.0 12.4 【7】併・G前稍強
ちょっと反抗的なところがあり、気性面で難ある部分があるような気がします。そして、前走と比べてどこまで上積みがあるのかやや疑問。前走が十分なデキだったように思われるだけに、末脚比べで劣ってしまいそうな気がします。
ユーキャンスマイル【B】
10月11日 栗東CW良(荻野琢J) 98.1 82.7 66.6 51.5 37.8 12.6 【7】併・強め
10月17日 栗東CW良(武豊J) 82.9 67.4 52.5 38.1 11.7 【6】併・G前強め
10月11日は、内を回るマカヒキに遅れるが、確かにラスト1Fの伸び不満といった内容でした。今週はエタリオウと併せて闘争心を出し、最後まで抜かせず。やや集中力を欠くところはありましたが、それよりも併せたときの抜かせない根性に目がいきます。
カフジバンガード【B】
10月11日 栗東CW良(幸J) 81.5 64.7 50.4 37.4 12.0【7】併・直強め
10月17日 栗東坂路良(幸J) 52.9 37.8 24.4 12.0【7】単・強め
坂路での自己ベストではないでしょうか。でも、菊花賞前に坂路?ちょっと判断が難しい調教です。時計は出てますけれども…。また、コロンとした体型で長距離向きとは。ギアチェンジはまずまず良し。
エタリオウ【B+】
10月11日 栗東CW良(MデムJ) 96.6 80.8 65.9 51.5 38.3 12.4【8】併・一杯追
10月17日 栗東CW良(助手) 83.4 67.9 52.7 38.2 11.7【7】併・強め
10月11日は、ずっとムチを入れているが反応いいとは言えず。10月17日は併せ馬で遅れましたが、時計は出ていますし手前の変え方もスムーズ。調教ではイマイチなタイプなのだと思います。また、調教助手を乗せてのこの時計なら悪くないと思います。何より馬体は長距離向き。勝ち切るイメージはありませんが、馬券内に入る可能性はやっぱり高い1頭だと思います。
アフリカンゴールド【B】
10/12 栗東CW良(助手) 83.3 67.7 52.9 39.0 12.2【9】馬なり
10/12 栗東CW良(助手) 69.7 53.3 38.7 11.7【9】G前稍強め
大外を回っての好時計。手前の変え方もスムーズで良い。フォトパドック的なものがどこにもないので馬体をしっかり見れてませんが、西園調教師は「典型的なステイヤー体型。距離は苦にしない」というのなら、一発秘めているとみていいかも。ただ、それならなぜ最終追い切りで上がり3Fのみしか追わなかったのか疑問です。脚は一瞬しか使えないタイプかもしれません。アイトーンとイメージが重なります。最終追い切り次第ではB+評価をつけたかったですが…。
コズミックフォース【B】
10月11日 栗東CW良(助手) 85.0 67.4 51.9 37.9 12.3【7】併・余裕残し
10月17日 栗東CW良(浜中J) 97.5 81.1 65.6 51.2 37.7 12.2【7】併・余裕残し
強めの追い切りが無いですが、輸送を考慮したのだと思います。オウケンムーンと併せて先着を続けるところは好感。上積みに関してはどこまでかやや疑問。全体的には悪くない追い切りではありますが。
フィエールマン【B-】
10月11日 美浦南W稍(嶋田J) 68.2 53.2 38.9 12.4 【7】併・直かかる
10月17日 美浦南W稍(嶋田J) 68.0 53.0 38.6 12.6 【7】併・直遊ぶ
10月11日は、かかり気味なのはマイナス。脚力はある。10月17日は舌をベロベロ出したまま走って好時計。馬体よりも精神的な成長待ちでしょうかね。動き自体は悪くありませんが、これでGⅠを勝つのなら、これから先どれだけ勝てるんだろうと思わせるほど未完成です。今回は狙いにくいように思いますが、陣営も舌を括ったり何かしらの工夫をしてくるでしょうからその辺りまで確認するといいと思います。
タイムフライヤー【B】
10月11日 栗東CW良(和田竜J) 81.6 66.9 52.0 38.3 12.2 【7】併・直いっぱい
10月17日 栗東CW良(和田竜J) 81.3 65.1 50.6 37.6 11.9 【7】併・馬なり
元々調教駆けする馬なので、今回の時計が特段素晴らしいわけではありませんが、能力はやっぱりあるのだと思います。体型的にも距離がこなせても不思議はありません。ここまで負けても勝ち馬と約1.0秒差にばかりなっているので、精神的なものの方が影響しているのかも。即切りしにくい馬です。ここ最近の戦績的にダメだと思われたら、調教からは上積みありませんから即切りでいいでしょう。
グロンディオーズ【B-】
10月11日 美浦南W稍(助手) 65.3 50.3 36.4 12.5【3】併・強め
10月17日 美浦南W稍(助手) 64.8 50.1 36.6 12.5【3】併・強め
距離短いが反応はまずまず。調教時計も悪くはないが、だいぶ内目を回ってのものだけに、額面通りには受け取れない。むしろ、その意味であれば他馬ほど良いとはいえない調教ではないかと思います。
オウケンムーン【B-】
10月11日 栗東CW良(助手) 85.4 67.9 52.4 38.2 12.4【8】併・直強め
10月17日 栗東CW良(北村宏J) 98.6 81.9 66.3 51.7 38.0 12.2【8】併・馬なり
終始頭高く推進力に欠けます。長目から追ったのは好感も、2週連続併せ馬で遅れたことも心配。ちょっと腰高く、本来の実力を発揮するまでにはまだ成長を待たなければならないように思います。
ステイフーリッシュ【B】
10月11日 栗東CW良(藤岡佑J) 82.7 66.9 52.6 39.3 13.2 【7】併・稍強め
10月17日 栗東坂路良(藤岡佑J) 54.8 39.8 25.3 12.3 単・最後稍仕掛け
右手前で助走、左手前で坂路を駆け上がってきました。上積みは感じられます。ただ、ここでは力が足りない印象。厳しい戦いになるのではないでしょうか。
シャルドネゴールド【B+】
10月11日 栗東CW良(藤岡康J) 82.1 66.7 51.7 36.8 11.8 【6】併・稍強め
10月17日 栗東坂路良(藤岡康J) 54.1 39.3 24.7 12.0 単・馬なり
最終追い切りでは、ずっと右手前のまま走り切る。そこで前走のレインボーS(1600万下2着)を見返してみると、直線で馬群の間の抜け出せそうなところを見つけてから手前を変えて、そこから一気の伸び脚を見せていました。思えば、京都新聞杯でも上がり最速で3着まで来ていましたから、展開次第で穴馬としては非常に面白い存在だと思います。
グローリーヴェイズ【Bー】
10月11日 美浦南W稍(簑島J) 83.1 67.3 52.3 37.9 13.0【7】併・一杯
10月17日 美浦南W稍(助手) 84.6 68.6 53.8 38.6 12.7【7】併・強め
反応鈍い。このメンバーではややしんどいかも。一週前追い切りよりは随分と上昇しているので、その点は好感ですが。
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